よく省略する日本語と省略しない英語
なぜ英語は my (冠詞)を省略しないのか?
昔、学校で先生に
「my をつけ忘れないように気を付けましょう!」とよく注意されました。
でも何で英語の my って日本語の「私の」みたいに省略できないのでしょうか?
これを理解するには、
英語は『空気を読まない』
日本語は『空気を読む』
というのを意識するのが、
一つのポイントです。
どういうことかと言うと
例えば日本語で
A:「オカンから電話かかってきた」
っていうのを聞いて
B:「え?誰のオカンから?」
って聞き返えしませんよね?
もし聞き返したら
A:「俺のオカンからに決まってるやろ!」
ってなります。
誰のオカンからかは、
【空気読んで分かってくれよ!】
ってことです。
これが日本語です。
これに対して、
英語は基本的には、
絶対にMyをつけます。
「MY mother」って言わないといけません。
理由は
英語は色んな異なった文化の人たちの中で使われてきて育った言語です。
なので、
文化が違う者どうしが話す時は
お互いに何を考えてるか分かりにくく、
空気を読むことが出来ません。
外国人が何を考えているか分かりにくいと思ったことありませんか?
それは日本と文化が違うからです。
空気が読めないので
英語は省略せずに言いう!
逆に
日本語は、島国で、同じ文化の人たちの間で育った言語です。
同じ文化だと、
お互いに何を考えてるか分かりやすいので、
空気が読めます。
よって
日本語はよく省略する!
point!
● 英語 ⇒「空気が読めない」⇒「あまり省略しない」
● 日本語 ⇒「空気が読める」⇒「よく省略する」
なぜ英語には単数形と複数形があるのか?
「英語は省略しない」
「日本語はよく省略する」ということを踏まえて
my 以外にも例を挙げると
日本語で
「私、犬飼ってるの!」という時、
何匹飼っているか、
そこは話しの流れから
空気を読んで感じてくれってことです。
けど英語は
I have a dog.(私、犬飼ってるの)
って dog に a をつけて1匹飼ってるかをちゃんと伝えます。
2匹以上、飼っている場合は dogs って s を付けないといけない理由も同じです。
英語は空気が読めないので、
「単数なのか複数なのかを省略せずに伝える」
これが英語に単数形と複数形がある理由です。
なぜ英語は主語を省略しないのか?
日本語は、よく主語を省略します。
例えば、「私は、昨日渋谷に行ってきた」というのを、
「私は」を省略して、
「昨日渋谷に行ってきた」って言っても全然OKです。
「誰が渋谷に行ったかは、空気を読んで感じてね」というのが日本語です。
しかし!
英語はちゃんと主語を省略せずに言います。
I went to Shibuya yesterday.
英語は異なる文化の間で育った言語だからです。
文化が違う者同士が会話するときに、
省略しちゃうと勘違いが起こる可能性があるからです。
なので、主語を省略しません。
日本語にはない、仮定法っていったい何?
この勢いで、
ややこしい仮定法もとても簡単に説明が出来ます。
「宝くじに当たったら何買う?」
って話する時、
日本語は、
話し手がどれくらい本気でその宝くじが当たると思ってるか
「そこは空気を読んで感じてましょう。」ということになります。
一方、英語は
空気が読めないので
話し手が宝くじが当たると思ってるか、
当たらないと思っているか
をきちんと伝えます。
■話し手が
宝くじが当たる可能性が実際にあるって思っている場合は
If I win the lottery, I will buy a Ferrari.
もし宝くじが当たったらフェラーリを買うよ
※普通に起こる可能性があるので、普通にwin,will って言います。
これで話し手が現実に起こる可能性があると思っていることが伝わります。
■それに対して、
実際にはまず当たらないだろうけど、妄想のつもりで話している場合は
If I won the lottery, I would buy a Ferrari.
もし宝くじが当たったらフェラーリを買うよ
ってなります。
※【 win ⇒ won 】,【 will ⇒ would 】 って過去形にして、
たとえ今の事でも昔話のような現実離れした感覚になって、「妄想話だよ」って事を伝えます。
これで話し手が妄想話をしていることが伝わります。これが仮定法です。
仮定法って「これは妄想だよ!」という合図なんです。
繰り返しますが、
一方、日本語には仮定法はありません。
現実でも妄想でも、どちらも、
「もし宝くじが当たったらフェラーリを買うよ」と言います。
本気で「当たる!」と思っているか、
妄想で、「きっと当たらないだろうな」と思っているかどうかは
「空気を読んで感じてくれ」っていうのが日本語なんです。
まとめ
このように
英語は『空気を読まない』⇒『省略しない』
日本語は『空気を読む』⇒『よく省略する』
を意識すると英語の色々なルールが
腑に落ちてきます。
英語を使う上で他にも色々なところでこの知識は役に立ちます。
意識してみると色んな気づきが他にもあると思います。
最後までご覧下さり、ありがとうございました!
TZ(てぃじー)
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I See! 通りでYouとかMyとかやたら付いてるなと思いました。
この感覚大事っすね! That’s very interesting!