今まで前置詞の感覚や、時制の感覚など、
様々なネイティブの英語感覚を紹介してきましたが、
今日はその中でも
一番ネイティブが多用してる感覚を教えたいと思います。
自分でハードル上げますが、
今から紹介する感覚は、ほんと使えます。
どれくらい使えるかというと、
この感覚を知っているだけで、
不定詞、関係代名詞、関係副詞、分詞などから構文なんかまで
かなり多くの英語が、
感覚的に理解できるようになります。
さらに、それだけじゃなく、
この感覚を意識すれば、
リーディングやライティング、スピーキングもやりやすくなります。
なので、
いつもよりも少し気合を入れて読んでもらえたらなと思います。
では、いきます。
英語で一番大切な感覚、
それは、
・
・
・
『情報を”補う”』という感覚です。
話し手の感覚としては、
何か(メイン)をポンっと言ってみて、
「あっ、足りないな。」 と思って、
後ろに補足情報をポンと足す
という感じです。
the guy (あの男)
どんな男かっていうと・・・、
【who lives in NY (NYに住んでいる)】
と↑この【】部分を
ポンっと補う感じ。
伝わってますでしょうか?
今は、関係代名詞を例に挙げましたが、
英語の至る所でこの感覚が使われています。
他の例も見てみましょう!
↓どこが『メイン』と『補足情報』でしょう? 考えてみて下さい。
① a shop in Shinjuku
② the boy wearing a cap
③ boots made in Italy
④ homework to do by tomorrow
⑤ a shirt I bought last week
どうでしょうか?
では正解いきます。
↓<>部分が補ってると思って見てみてください↓
メイン < 補足情報 >
① a shop < in Shinjuku >
お店 < 新宿にある >
② the boy < wearing a cap >
あの男の子 < キャップをかぶっている >
③ boots < made in Italy >
ブーツ < イタリア製の >
④ homework < to do by tomorrow >
宿題 < やらなきゃいけない 明日までに >
⑤ a shirt < I bought last week >
シャツ < 私が買った 先週 >
一応、文法的な解説をすると、(参考までに)
① は、前置詞句
② は、現在分詞
③ は、過去分詞
④ は、不定詞の形容詞的用法
⑤ は、関係代名詞の省略です。
①~⑤まで、
一見すると全然違う文法項目として
一般的には扱われていますが、
全て共通して、
何かメインを言ってから、
「あっ、メインだけだと、説明不足だから
後ろに、ポンっと補足説明しとこう!」
という感覚でネイティブは捉えています。
その補い方が、
関係代名詞や現在分詞、過去分詞、不定詞、前置詞句…などなど、
色々な方法があるだけで、
根本は全てこの 「補う」という感覚なんです!
『英語って、補う言語』なんです!!
↑気合入ってちょっとフォント大きくしてしまいましたが、
ここまでは基本で
大事なのはここからです。
さっきの例は、
名詞に補足情報を付け加えていました。
↓名詞 <補足情報>
① a shop < in Shinjuku >
② the boy < wearing a cap >
③ boots < made in Italy >
④ homework < to do by tomorrow >
⑤ a shirt < I bought last week >
実は、
“名詞”だけじゃなく、
“文”に補足情報をっポンと加えることもあります。
例えば、
I went to Fukuoka to see my friend.
(友人に会いに福岡に行ってきたんだよ)
↑この文、 『メイン』と『補足情報』に分けるとしたら
どこでしょうか?
考えてみてください。
では、 正解は
メイン < 補足情報 >
I went to Fukuoka < to see my friend >.
福岡に行ってきたんだ < 友人に会いにね >
っていう感じです。
解説すると、
I went to Fukuoka (福岡に行ってきたんだ)
↑これだけ言われたら、
聞き手は「それで?何しに?」という感じで
少し情報不足です。
関西だったら「で!?」って厳しくツッコまれます。
そこで、
すぐ後ろにポンと↓この【】情報を補います。
【to see my friend 】
(友人に会いにね)
実はこれが、
不定詞を使うときにネイティブが持っている感覚なんです。
なので不定詞って基本的には、
ただ補っているだけなんです!
そおいう感覚で使われているんです!(不定詞について詳しくはこちら)
他にも、
定詞詞以外の文でも色々なところでこの感覚が使われています!
以下の文↓の、どこが『メイン』と『補足情報』でしょうか?
① I am too busy to go with you.
② This book is so difficult that Mike can’t read it.
③ It’s not easy to play this song .
④ I saw Tom at the park yesterday.
正解は、
↓<>部分が補ってると思って見てみてください↓
メイン < 補足情報 >
① I am too busy < to go with you >.
忙しすぎるんだ < あなたと一緒に行くには >
② This book is so difficult < that Mike can’t read it >.
この本はそれほど難しいよ < マイクが読めないくらい >
③ It’s not easy < to play this song >.
簡単じゃないよ < この曲を演奏するのはね >
④ I saw Tom < at the park yesterday >.
トムに会ったよ < 公園でね 昨日ね >.
どうでしょうか?
< >が文を補っている感じ、伝わりますでしょうか?
一応、
一般的な言い方に当てはめると、
①~③は、”構文”
④の < >部分 は、”副詞句”と呼ばれるものです。
で、ここで注目して頂きたいのが、
①~④は、どれもこれも
何か『メイン』を言って、
それだけじゃ情報が不十分なので、
後ろにっポンと情報を補足している
という点です。
つまりどの文も全て補う感覚で話されています!
①~③は、構文ですが
構文っていう形があるというよりかは、
何か言って、それだけじゃ情報が足りないから補っていたら
自然とよく使う形ができただけなんです!
④の、at the park yesterday (副詞句)の部分も、
基本的には補う感覚で話されています。
ということで、
今日は、英語の本当に一番大事な感覚についてだったのですが、
伝わったでしょうか?
この『補う』という感覚は
本当に英語の至る所で使われています。
特に、不定詞や関係詞などは、
この感覚を持って見ると、
とても分かりやすくなりますよ。
なので、英語に触れるときは
「補っているんだ!」
と意識してみて欲しいなと思います。
これを意識するだけで、
リーディングやリスニングなど、
インプットする時も英語を英語のままで理解できるし、
ライティングもスピーキングなどのアウトプットも、
補う感覚で話したり書いたりすると、
より自然な英語になりますよ!
ということで、少し長くなりましたが、
今日も最後までご覧くださり、
ありがとうございました!
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こんにちは!
記事を読ませていただきました。
これならできるかも!と思い、速読英単語の文章をこの方法でよんでみたら…
読解力がなくて、英語の長文を読んでいても、何回も後ろから前に読んで、訳して、、はじめの情報を忘れてまた後ろから読んで笑、の繰り返しで、本当に苦手だったのですが、
この方法をしたら、前に戻らなくても大丈夫になり、内容も不思議と頭に入ってきたので、本当に感動しました!!
ありがとうございます!!!!!!!
本当に本当に素晴らしい記事だと思います。
ありがとうございましたm(__)m☆
相当わかりやすいですし、納得もいきました。
おっしゃる通り、これを知ってるだけでだいぶ違うと思いました。amazonレビューの高い英語本を色々読みましたが、このコツは初めて知りました。感動です。
ありがとうございます!
こんなに簡単で単純なことなの!?と思ってしまいました。
そしてそう思うほどに、色々な場面で腑に落ちるので
なんで日本の学校でもまずこれを教えてくれないんだーってすっごい不思議です。
英語の参考書なんか見てても硬くてちっとも解らないことが、
ここではこんなにさらっと読めてさらに内容が濃いなんて驚きです。
大助かりですありがとうございます!
はじめまして!
記事読ませていただきました!!
英文を作るのにすごい難しく考えていました!それがこの記事を読んで、みえなかったものがみえたような感覚になりました!ありがとうございます!他の記事も楽しんで読んでます(^O^)
いきなりで申し訳ありませんが、2つ目の③と、正解の部分の③が、違う文になってしまっています。
内容はめちゃ良いのですが、混乱する方もいらっしゃると思うので、ご報告を。
それでは失礼致します。
めちゃ良いです。
ネセサリーさん、ご指摘ありがとうございます!
本当ですね。間違えてますね!
訂正しておきました!
助かりました!
ありがとうございます!
てぃじー
今日こちらのサイトを訪問し、いろんな記事をよませていただきました。
目からウロコの記事が多く、説明も丁寧だと思います。
60を超えましたが、英会話に再挑戦する意欲が湧いてきました。
ありがとうございます。これからもよろしくです。