今日は、
助動詞(must, should, may , might など)を
暗記無しで『超簡単、シンプルに理解する方法』をお伝えします!!
というのも、
少し前に、高校2年生の女の子から、
こんなメッセージを頂きました!
========ここから============
初めまして。高校二年生の女子です。
(前略…)
とてもわかりやすく、かつてない考え方で英語を学べられ、新しい考え方が身に付いたように思えます。
TZ先生には本当に感謝しています!
あと記事のリクエストなのですが、助動詞の解説も是非お願いします!
私は助動詞がとても苦手です…。一つ一つに意味が多いですし、違う単語で似たような意味だったりして「何が違うの?!」となって凄く混乱してしまいます…。
お忙しいと思いますが、TZ先生の解説が聞きたいです!
どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
========ここまで============
リクエストありがとうございます!!
ということで、
今日は、これにお答えして、
『ネイティブスピーカーがどのような感覚で助動詞(must, should, may , might など)を捉えているか』
について、お話します!
これを読めば、ネイティブと同じように
助動詞を感覚的に超簡単シンプルに使えるようになります!!
なので、気合入れて読んでもらえたらと思います!!
それでは、始めますね!
まず、最初に、
僕も、高校の頃、助動詞がイマイチ苦手でした。
めちゃくちゃ難しい感じはしないんだけど、
なんだか、本当に理解出来ているのか、
”しっくり感”がありませんでした。
と言うのも、
助動詞には、いくつも意味があって、
例えば、should は「~すべき」と最初は習って、
これだけならよかったのですが、
少ししたら、「《推量》~のはずだ」というのが出てきて、
should が出てくると、
「あれ?どっちで訳したらいいんだろう?」
「~すべき?」「~のはずだ?」
と、いちいち悩んでいました。
それだけならまだしも、
should の辞書で調べて、その意味の多さに唖然としました。
【shouldの辞書の意味】
・《義務》~すべきである、~べきだ、~しなくてはならない
・《過去の単純未来》~だろう◆従属節内の時制の一致
・《推量》~のはずだ、~のはずである
・~であるよう
・《後悔》~だったのに
などなど、
なんと、他にもいっぱい意味があったのです。
しかも、should 以外にも、
must might mayなどいっぱい助動詞が合って、
「すべき」とか「しなければ」「ちがいない」「のはずだ」とか、って
「どれも似た意味で、何が違うねん!!!」
という気持ちになり、
定期テストでは、壊滅的な点数しか取れませんでした。
それから、何年か経って、
『ネイティブの感覚』というものに気づいて、
今では、助動詞はしっかり理解出来るようになりました!
なので、
今から、その”ネイティブ視点”から助動詞を解説していきます!
まず、
助動詞を正しく理解する為に、
絶対に覚えておいて欲しい
最重要ポイントがあります。
それは、
『助動詞は、日本語に訳したらダメ!!』ということです。
「え!?英語を英語のままでなんて無理~」と思われるかもしれませんが、
大丈夫です!
和訳せずに簡単に理解する方法を今から話していきますね!
では、日本語に訳さずに、
「どうやって助動詞を理解するか」について、
話していきます。
まず、知っておいて欲しい重要なポイントは、
助動詞には、
話し手の主観的な『気持ちがこもる』ということです。
あくまでも話し手の “主観的な気持ち” です
実際にどうなるか関係ありません。
そんな話し手の” 主観的な気持ち “が助動詞には乗っかります。
(これ今日の重要ポイントです)
そしてですね、、、
いいですか?
その”気持ちの強さ”によって、
どの助動詞を使うのかが決まるのです。
では、
「どんな気持ちの時に、どの助動詞をつかうのか?」
1つずつ解説していきます!
まずは、 must です。
must は、
『絶対!必ず!100%』といった気持ちの時です!
「オラアアァァ!!!!!」って気合入っている人の近くにいると、
その迫力が伝わってくるじゃないですか?
must は、
話し手からプレッシャー、
圧力を感じさせる言葉です。
【強さ:100%】
そんな気持ちの時に、ネイティブは must を使うのです!
じゃあちょっと、
文で見てみましょう!
I must study tonight.
(今晩、勉強しなければ)
これは、
一般的には、「(義務)~しなければならない」と解説される must ですが、
それは一旦忘れて、
must の気持ちを感じてみましょう!!
I “must” study tonight.
どうですか?
「いや~今回テストまじでヤバい。
全く何も勉強してない…
今晩こそ、もう絶対に!!必ず!!(must!!)
勉強しなきゃ!!」
っていう感じです!
I “must” study tonight!
どうですか?
話し手の強い気持ちが伝わってきませんか?
これが must の感覚です!
ここまでOKでしょうか?
では、次にこの文いきましょう!
He must be tired.
(彼は、疲れているに違いない)
一般的には、
「(推量)~に違いない」と説明されますが、
きっと、
(義務)(推量)などと考えているのは日本人の英語の先生くらいで、
ネイティブは、全くそんな事は考えていないんです!!
彼らネイティブスピーカーにとって、
must の意味はただ1つ、
『絶対!必ず!』というプレッシャー、圧力、という気持ちです。
さぁ!どうでしょう?
ここに、
must の『絶対!必ず!』といった話し手の気持ちが感じられませんか?
He “must” be tired.
(彼は、疲れているに違いない)
イメージして下さい。
ある男性が、「元気だよ~」と言っていますが、
目の下にくまが出来ていて、
やつれていて、とても辛そうで、
明らかに、ものすごく疲れているように見えます。
その時、あなたは思いました。
He ” must ” be tired.
どうですか?
must の気持ち感じましたか?
そうですよね!
He ” must ” be tired.
彼、”絶対に”疲れているよ!
見た目、とても辛そうな彼を見て、
「明らかに彼、” 絶対 ” 必ず ” 疲れているよ!」という
100%の自信を持って言っている訳です。
ちなみに、
この100%というのは、話し手の主観です!
その男性は、疲れているように見えるだけで、
もしかしたら元気かもしれません。
実際に疲れているかどうかは置いといて、
話し手が主観的に、
「100%、彼が疲れている」と思ったら must を使います。
ここまでOKでしょうか?
では、他の助動詞もどんどんいきましょう!
次に、should です!
must を理解出来たら、should はそれ程難しくありません。
must は、
『絶対!必ず!』という100%の強いプレッシャーを表す言葉でしたが、
should は、
must の気持ちの強さを 70-80%くらいに少し弱めたものです。
shouldは、
『 must のマイルドバージョン 』です!!
must をちょっと弱めたのがshould なのです!
ではでは、
先ほどの例文の must の部分を should に変えて見てみましょう!
I “should” study tonight.
(今晩、勉強するべきだ)
これも、一般的には、
「《義務》~すべきである」と説明されるやつですが、
一旦忘れましょう!
should は、さっきの must の時の
「絶対に必ず勉強しなきゃ!」という100%の強い気持ちを
70-80%くらいに弱めてた感じと思って見て下さい!
ちょっとイメージして欲しいのですが、
「あ~!遊びに行きいな~!
けど、テストも近いし~
やっぱ、勉強しないとな~(should)」
くらいの 気持ちの時に should を使うのです。
I “should” study tonight.
(今晩、勉強するべきだ)
どうでしょうか?
must (100%) よりも少し弱め ( 70-80%くらい ) な感じ伝わってますか?
では、次にこの文にいきましょう!
(これも、さっきの例文の must を should に変えたものです)
He ” should ” be tired.
(彼、疲れているはずだ)
参考書では、「《推量》~のはずだ」と説明されるやつですね。
これも、さっきと同じように、
「should は、must のマイルドバージョン!」
should = 【 must の70-80%】
と思えばOKです!
「100%、絶対に疲れている!(must)」とは言い切れない、
けど、自信の程は、70-80%くらいある時に
これを使います!
He ” should ” be tired.
(彼、疲れているはずだ)
ほら、どうでしょうか?
話し手の70-80%くらいの気持ち、
伝わってきませんか?
「おそらく、70-80%くらいの確率で疲れているだろうな~」
という感覚です。
He ” should ” be tired.
(彼、疲れているはずだ)
と、このように、shouldは、
「must 程の100%の強い気持ちじゃないけど、
70-80%くらいの強めの気持ち」 です。
ここまでOKでしょうか?
この勢いで、後もう2つ!
may と might を見ていきましょう!
may と might も、もう簡単に理解できてしまうので、
もう少しだけ頑張ってくださいね!
ではいきます!
may と might は、
どちらも「~かもしれない」と訳されまずが、
これも勿論、日本語訳に頼っていては、
決して理解できない助動詞です。
・may:~かもしれない
・might:~かもしれない
どちらも「~かもしれない」と訳されますが、
その意味は異なります。
では、
この「may と mightの気持ちの強さ」を見ていきましょう!
さっそくですが、問題です!
考えてみて下さい!
【Q:パーティーに来る確率は何%でしょうか?】
A:She ” may ” come to the party.
B:She ” might” come to the party.
どっちも和訳すると、
「彼女はパーティーに来るかもしれない」となりますが、
パーティーに来る確率は、全然違います。
さぁ、何%でしょうか?
A:( )%
B:( )%
正解は、
後で言いますね!
では、
まず、「mayの気持ち」から見ていきましょう!
may の気持ちは、簡単で、50%です!!
「50:50」 、「ちょうど半々」、
「うーん、こっちかな~?
やっぱり、あっちかな~?」という
「どっちなんだ!ハッキリしろよ!!」という
優柔不断な2択の感覚です。
そんな50%%の気持ちの時に、
ネイティブスピーカーは may を使います。
例えば、
さっきの例文を may に変えると、
He ” may ” be tired.
(彼、疲れているかもしれない)
彼が疲れている確率50%です。
「彼は疲れているかもしれないし、
疲れてないかもしれない。
どっちだろうな~?」
くらいの、
「50%くらいの確率で疲れているだろうな~」という時に、
may を使います。
では次に、might ですが、
先ほど、must を少し弱めたものが should だったように、
may を少し弱めたものが might です!
might は「 may のマイルドバージョン」と思ってもらえればOKです!
つまり、may が50%だったので、
それを少し弱めたものなので、
might は20-30%くらいになります。
例文で見てみましょう!
He ” might ” be tired.
これで、
彼が疲れている確率20-30%です。
「たぶん、彼は疲れてないと思うけど、
もしかしたら、20-30%くらいの確率で疲れているかもな~」
という時に、こうなります。
He ” might ” be tired.
(ひょっとしたら彼、疲れているかもしれない)
よく、参考書などでは、
might は(ひょっとしたら)と訳されていることもあるのですが、
これは、この20-30%くらいの気持ちを表そうとしているのでしょうね。
ちゃんと might の気持ちを理解したら、
こんな(ひょっとした)なんていう日本語訳を覚えずに済むのです。
すみません、
話が逸れたので戻しましょう!
では、
先ほどの2文の違い、もう分かりましたよね?
Q:A,Bどちらの方が、
パーティーに来る確率はそれぞれ何%くらいでしょうか?
A:She ” may ” come to the party.
B:She ” might” come to the party.
そうです!
その通りで、
Aは、50%くらいの確率で、「彼女パーティーに来るかも」
Bは、20-30%くらいの確率で「彼女パーティーに来るかも」
と言っているのです。
ちなみに余談ですが、
日本語の「~かもしれない」は、何%の気持ちを表していると思いますか?
正解は、
日本語の「~かもしれない」は、10%でも50%でも70%でも、
その状況に応じて、
何%にでも成り得るのです。
「その場の状況に応じて、
何%くらいの気持ちで言っているか感じてくれよ!」
っていうのが、日本語の「~かもしれない」なんです。
それに対して、英語は
「何%なのか、ハッキリ伝えるのです!」
日本語は、単一文化ゆえに空気を読む、
「曖昧さ」を大事にする言語ですが、
それに対して、
英語は、多様な文化の中で育った言語なので、
「明確さ」を大事にするため、ハッキリ伝えるのです。
このように、
もろに、日本語と英語の文化的な背景の違いが出るのが、
この助動詞なのです!!
つまり、
助動詞を正しく理解しようと思ったら、
日本語訳に頼っていると、
絶対に理解することが出来ません。
何度も言いますが、
大事なのは、
その助動詞に乗っかている ” 気持ちの強さ ” です。
これから助動詞を見た時は、
是非この気持ちの感覚を意識してもらえたらと思います。
では、最後までご覧くださりありがとうございました。
P.S.「もっと多くの人に暗記ではない、本物の英語を知って欲しい…」
そんな思いで『ネイティブの感覚を身に付ける』
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「ネイティブ感覚を徹底的に高めたい!」
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こんにちは
初めまして、伊東と申します。
私は現在、29歳ですが、この歳になって海外に行くことが増え、
英語が話せるようにならないとと思っています。
そこでつまらない質問で恐縮ですが、
助動詞の「can」ですが、「〜できる」等の意味があると思います。
今まで記事を読んでいて、「can」はもしかしたら結構強い印象があるのかなと
勝手に推測していますが、例えば「be able to〜」との使い分け等あるのでしょうか。。
教えてください。