従来のwithの教え方
さぁ、ここ最近、by, over, about などの
基本的な前置詞について説明しているので、
ついでに with もいっておきましょう!
これは、それほど難しくないのですが、
確認も踏まえて、見ていきましょう!
まず、あなたは「with の意味は??」と聞かれると、
何て答えますか?
おそらく、「一緒に、共に」などの意味を答える方が多いんじゃないでしょうか?
実際に、このように「一緒に」と訳せることが多いですよね!
I went shopping with Tom.
(私はトムと一緒に、買い物に行きました)
しかしながら、「一緒に、共に」と訳しただけじゃ上手くいかないことって、
多いのではないでしょうか?
一般的な英文法の参考書や、
よくある学校の授業なんかでは、with の用法として、
沢山の with の意味を教えられます。
例えば、
「道具の時は with」ってよく言われたりします。
I took lots of pictures with my new camera.
(新しいカメラで沢山写真を撮りました)
他には、「様態を表す with」などもよく言われます。
I was in bed with flu.
(インフルエンザで寝込んでいた)
他にも、熟語なんかでも、
よく出てきますよね?
「be satisfied with ~:~で満足している」等
I’m satisfied with my new car.
(新車に満足しています)
英語感覚の鋭い人や、
僕のオンライン講座を受講してくださっている方なんかは、
もう、この時点で、今挙げた全ての例文で
with の意味は、たった1つに感じられるんじゃないかなぁ~と思ういのですが、
念のため、ネイティブがどのような感覚で捉えているか見ていきましょう!
ネイティブが持つ、with のコアイメージ
まず、with の基本イメージは、「共に、一緒に」です!
「なんだ~やっぱりか!」と思ったかもしれませんが、
大事なポイントは、” 手を繋いでいる” という所です。
このイメージを持って、
さっきの例文をもう一度見ていきましょう!
まず、これはOKかと思います。
I went shopping with Tom.
(私はトムと一緒に、買い物に行きました)
実際に手は繋いでいないかもしれませんが、
そこは、あくまでもイメージです!笑
では、次にこれ行きましょう!
I took lots of pictures with my new camera.
(新しいカメラで沢山写真を撮りました)
さっきの、トム君を今回はカメラに置き換えてみましょう!
すると、カメラと手を繋いでいる ⇒ カメラを手にしている
という感覚があるので、ネイティブスピーカーは道具の時は with を使います。
ちなみに前に話したbyの時に、
「手段や方法の時は、by」と前に言いましたが、
by の核のイメージは「そば」でしたよね?
(手段・方法)のときは、少し距離感があって、by(そば)
(道具)の時は、手で握っているイメージなので、with
という具合で、ネイティブの感じている言葉のニュアンスを
感じてもらえたらと思います!
では、次にこれ行きましょう!
I was in bed with flu.
(インフルエンザで寝込んでいた)
「様態を表す with」と言われるやつですね。
これも、さっきのTom君の代わりに、
インフルエンザと手を繋いでいるイメージですw
すると、もちろん、
インフルエンザにかかってしまっているということを表します。
話し手の感覚としては、こんな感じです。
I was in bed
(私は寝込んでいました)
with flu.
(インフルエンザを共にして)
どうでしょうか?
with の感覚、伝わっていますかね??
最後に熟語いきましょう!
I’m satisfied with my new car.
(新車に満足しています)
「be satisfied with ~:~で満足している」で暗記させられるやつですが、
ここにも、with の感覚が見えませんか?
I’m satisfied
(私は満足している)
with my new car
(この新車と共にすることを)
という感覚です。
このように、核のイメージを捉えると、
「be satisfied with~」というのが、
暗記ではなくなり、
ここに with がくるのは自然に感じられるかと思います。
このように、熟語を見たときは、
丸暗記するのではなく、
前置詞の核になっているイメージから考えると、
かなり覚えやすいですよ!
それでは、今回も最後までご覧くださり、
ありがとうございました!
TZ(てぃじー)
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半角6文字以上と出たので色々試したのですが、どうやってもはじかれて登録できず・・・でした。
お手数ですが対応お願いします!( ;∀;)
すいません、直接の連絡先が分からず、こちらにコメントしてしまいました。
よろしくお願いします。
てぃじーさん
こんにちは。
てぃじーのおかげで英語を諦めずにつづけています。
ところで、前置詞ではないのですが、
ネイティヴの感覚を教えて欲しいことがあります。
それは
Look at this.と Take a look at this.の違いです。
このtakeの感覚を教えて欲しいです。
色々調べてみたのですがわかりませんでした。
よろしくお願いします。
てぃじーさん、初めまして。
最近、学生の時から苦手だった英語を、また基本から学びなおしています。
そこで、こちらの記事を見つけてなんて解りやすいんだと、感激しました!
しかし、最近自分の使っているテキストで、「with」を使った文章を読んで、どうしても感覚が掴めなかったものがあります。
Leave a copy of your route plan with friends or family.
というものです。訳すと「友人か家族に、あなたのルート計画のコピーを残してください。」となりますよね?
しかし、てぃじーさんの記事を読んでいて、これって「with」じゃなくて、「to」じゃないの?と、不思議に思いました。
私がイメージしたのは、
⇒friends or family
で、コピーを友人か家族に手渡す矢印のイメージです。
この場合「to」では間違いなのでしょうか?
必ず「with」じゃないとダメなのでしょうか?
華凪さん、はじめまして
コメントありがとうございます。
>Leave a copy of your route plan with friends or family.
>というものです。訳すと「友人か家族に、あなたのルート計画のコピーを残してください。」
この場合の with は、「plan計画」を「friends or family友人か家族」と
「共にある状態(with)」にしてください
という感覚で、withが使われています。
>で、コピーを友人か家族に手渡す矢印のイメージです。
>この場合「to」では間違いなのでしょうか?
前置詞というのは、
日本語で言う所の数詞のようなものです。
例えば、私たちは「薄っぺらいもの」には「枚」を使って1枚、2枚とカウントしますよね。
では、薄型のテレビはどうでしょうか?
これは、「枚」ではなく、「台」の方がしっくりきますよね?
日本語を勉強している外国人が、「薄型テレビは、薄いのになぜ「枚」ではだめなの?」
と聞かれると、
「枚という捉え方は、分からなくないけど、機械という捉え方で考えて「台」を使う」
と僕らは、答えると思います。
前置詞ってまさに、そんな感覚で、
「なぜ、withではなく、toではないの?」
というと、
「その捉え方も分かるんだけど、
ここではwithの感覚で捉えている。toという言い方はしない」といった感じです。
伝わったでしょうか?
てぃじー
なるほど。
この文章の意図からして、自分が「plan計画」を「friends or family友人か家族」に渡す場面のイメージではなく、「plan計画」と「friends or family友人か家族」が一緒にある状態のことが大事だと意図しているんですね?
だから「共にある状態(with)」を使うのですね!
「friends or family友人か家族」が、「plan計画」を手に握って持っているイメージでしょうか?
解りました!
てぃじーさん、丁寧なお返事ありがとうございましたm(__)m
華凪さん、
伝わってよかったです!
>「friends or family友人か家族」が、「plan計画」を手に握って持っているイメージでしょうか?
そうですね!
そのように捉えてもらってOKです!^^
ではでは
てぃじー
TZさんの記事を初めて拝見いたしました。
他の項目もいくつか読ませて頂いたのですが、ネイティブ感覚の覚え方は凄く分かりやすいですね!
英語が記号ではなく言葉として入ってきました!
学生時代の自分は、国語は大丈夫だったのですが、同じ言語のはずの英語は壊滅的に苦手で…。…当時の教師からは「君はもう諦めよう」と言われるほどでしたが、TZさんの記事で苦手意識が少し解けた気がします。
ありがとうございます。
更新待ってます!
冠詞の説明をお願いします