今日のテーマは、about です。
これを読めば、
日本語訳に頼らず、
ネイティブスピーカーのうように、
イメージからシンプルに about という単語を理解出来るようになります。
もくじ
学校で習う沢山の about の意味
about の意味として学校で習うのが、
「約~」「~くらい」「~について」「~に関して」などといった意味ではないでしょうか?
I think he is about sixty.
彼は60歳くらいだと思います
This is a book about lions.
これはライオンについての本だ
しかし、ネイティブはこれら about をたった1つのシンプルなイメージで捉えています!
このイメージが分かれば、
熟語の意味も簡単に理解できるようになります!
例えば、熟語で、
I walked about the town.
walk about ってどんな感じに歩いたか、
about の意味を「約~」「~について」だと思うと、
なかなか見えにくいかと思います。(後で、どんな意味か解説しますね!)
また他には、Look about という熟語もあります。
Look about you!
これも、どこを見たらいいか、イマイチ分かりにくいかもしれませんが、
about の感覚が分かると簡単に意味が見えてきます!
では、ネイティブがどのような感覚で about を使っているか見ていきましょう!
about のコアイメージ
では、本題の about のイメージですが、
about は以下のように、
『ターゲットの周りをフワッと取り囲む』イメージです。
全ての意味がコアイメージに当てはまる
これを基に、さっき見た例文を、
もう一度、見てみましょう!
「約~」「およそ~」の感覚
まずは、
I think he is about sixty.
(彼は60歳くらいだと思います)
「約」「くらい」と訳されるやつですが、
60歳の周りをボンヤリふわっと取り囲んでいる感じです。
彼の年齢は、何歳か知らないけど、
about 60 (ボンヤリ60歳の周りらへん)といった感じです。
「~について」の感覚
次に、これ。
This is a book about lions.
(これはライオンについての本だ)
「~について」と訳される about ですが、
これも、ライオンの周りをフワッと取り囲むイメージです。
ライオンについての本って、
ライオンそのものについて語られるというよりは、
どこに住んでるか、何を食べるか等の
「ライオンを含めたその周り」のことも書いてありますよね?
だから about lions なのです!
about の雰囲気を感じてもらえればと思います。
ちなみに、専門書などの場合は about ではなく、on を使います。
より専門的にライオンについて語っている場合は on lions です。
(より幅広く書かれてる場合は about です)
on は、ピタッとくっつくイメージでしたよね?(参考:onを『~の上に』と習った悲劇のストーリー)
専門的なことって、より細かくピッタリ密着して語られている感じしませんか?
そんなピッタリ密着しているイメージから、
on lions になるのです。
ここに、ネイティブ達が感じている、
言葉の世界を感じてもらえれば嬉しいです!
This is a book about lions.(ライオンについての本)
This is a book on lions.(ライオンの専門書)
aboutの感覚が分かれば熟語の意味も見えてくる!
walk about のイメージ
さて、大事なのはここからです!
I walked about the town.
walk about ってどんな感じに歩いたか、
今なら、ちょっと見えてきませんか?
town (町) に対して、
ぐるりと歩いた訳です。
でここから、
walk about で「歩き廻る」という意味になります。
I walked about the town.
(私は、その町を歩き廻った)
aboutを「約」「~ついて」と考えていたら、
ここで丸暗記の世界に突入してしまいますが、
イメージから捉えると、
「walk about :歩き廻る」って違和感なく思えませんか?
look about ってどこを見る?
では、最後にこれ、
Look about you!
↑こう言われたらどこを見ますか?
もちろん、自分の足元の周りを見回しますよね?
辞書には「look about:見回す」と載っています。
ちなみにyouを付けることで、
Look about you!
「周りを見ろ!」つまり、「注意しろ!」という意味で使われます。
歩きスマホしてる人に、危ないから
「Look about you!」って言うイメージです。
「Look about you:注意しろ」って
普通は暗記させられることが多いのですが、
そうではなくて、こんな風にaboutのイメージから一つ一つ見ていくと、
自然な表現に思えてくるかと思います。
ちょっと遠回りな感じがするかもしれませんが、
この方が、英語の感覚も磨かれるし、
なんせ忘れにくくなります。
是非、他の表現でも、同じように考えてもらえればと思います!
では、今日はこの辺で!
ありがとうございました!
TZ(てぃじー)
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TZ 先生のおかげで英語を以前よりはっきり感じ取れるようになってきました。前置詞を無理やり日本語に置き換えるのは無理があり、単語を感覚でうけとめるように心がけます。いつもわかりやすい文と絵の説明でありがとうございます。
TZ先生、いつもわかりやすい説明をありがとうございます。
上の説明、I walked about the town.
(私は、その町を歩き廻った)
についてですが、図を見るとtownの周りを歩き回ったようにも見えますが、歩き回った場所は、町の中でしょうか?