asの意味は、たった1つ

この記事は3分で読めます

asって意味が沢山あって、
何か分かりにく、ややこしい単語じゃないですか?

・前置詞の時は「~として」
・副詞の時は、as~asで「~と同様に」「~と同じくらい」etc
・接続詞の時は「~なので」「~のとき」etc
   ...などなど他にもたくさん。

asという、こんなに短い単語のくせに覚えることがいっぱいで、
しかも、頻繁に出てきて、地味にじわじわと苦しめてきますよね。

実際に、
「as について解説して欲しいです」という声を結構頂いているので、
今日はこれについて話したいと思います!

as の意味を必死で暗記した方には、
非常にショックなお知らせのかもしれませんが、

実は、as の核になっている意味は、たった1つです。

「え!せっかくasの意味を頑張って暗記したのに!」っていう方も、安心してください。
核の意味を知ると、さらに理解しやすくなります。

as の核となっている意味は、
「色々と選択肢がある中の、コレ!」というイメージです。

asイメージ

例えば、さっきのこの文、

He works at the hospital as a doctor.
彼はこの病院で医者として働いている。

一般的には前置詞のasは「~として」と習うやつですが、
勘の鋭い人は、asのニュアンスがもう見えたかと思います!

 

He works at the hospital.
彼はこの病院で働いている。

さて、病院での働き方って色々ありますよね?

医者、看護師、受付のスタッフ、 栄養士、警備員、清掃員、などなど
色々ある中で、彼はどれかというと、

as a doctor

医者、看護師、受付のスタッフ、 栄養士、警備員、清掃員

コレ!!

という感じです。(選択肢はテキトーです)

 

次の文にいきましょう!

Mike plays the guitar as well as Tom.
マイクはトムと同じくらいギターが上手い。

as~as… 「…と同じだけ~」と学校では教えられるやつです。
as が2つも登場しますが、
この場合も考え方は同じです。

 

Mike plays the guitar(マイクはギターを弾く)

どのように弾けるかというと、

as well

下手  普通  上手い
        ↑
        コレ!!

上手に弾けます。

一言に『上手い』って言っても、色々なレベルがありますよね?

仲間内でちょっと上手い方といったレベルから、
超プロ級のレベルまであって、

どれくらい上手いかというと、

as Tom

アマチュアレベル    トムのレベル   プロレベル
              ↑
             ここ!! 

トムレベルに上手いんです。

まぁ、なので、「トムと同じくらい上手い」という意味になるのです。

伝わってますか?

 

では、さらにもう1文。

He came just as I was leaving.
ちょうど私が出かけるときに彼が来た。

接続詞「~のとき」の as と普通の参考書には書いてあると思います。

まずは、自分で as の核となっている意味を感じてから、
続きを読んでみてください。

 

He came (彼はやってきた)
どのタイミングでやって来たかというと、

just as I was leaving(ちょうど私が出かけるときに)

寝てるとき   TVを見てるとき   出かけるとき    
                     ↑   
                    ここ!

 

 

このように、
asには色々な意味がありますが、
核となっているのは「色々と選択肢がある中の、コレ!」というたった1つのイメージです。

asイメージ

これからas を見たら、この感覚を持って見てみて下さい。

最後に2文、練習しておきましょう!

Jane is as tall as Rick.
ジェーンはリックと同じくらい背が高い。

As he had a headache, he was absent from school.
頭が痛かったので、彼は学校を休んだ。

 

as の感覚、見えましたか?

ではいきますよ?

Jane is as tall as Rick.

Jane is …(ジェーンはどんな人かというと…)

as tall (背が高いんです)

低い  普通   高い
         ↑
        これ!

どれくらい背が高いかというと、

as Rick (リックくらい)

マイクくらい  リックくらい   バスケ選手くらい
          ↑
         ここ!

最後に、もう一文。

As he had a headache, he was absent from school.

この文は、理由を言っている語順の『なぜ』部分が前にきています。(参考:5文型が分からないのは当たり前
なので、

He was absent from school as he had a headache.

と書き換えれます。

まぁ、書き換えなくてもいいんですが、
ここっちの方が説明しやすいので便宜上。

He was absent from school (彼は、学校を休んだ)

休んだ理由は、
as he had a headache(頭痛がしたので)

ケガ   親戚の結婚式   頭痛   
              ↑これ

             
といった感じです。

敢えて、これを一般的な教え方で説明すると、
接続詞「~のとき」の as です。

しかし、感覚から正しく as を理解すると、
「この as は、どの意味かなぁ」と苦労することなく、
感覚的にシンプルに理解できるかと思います。

では、今日も最後まで読んでくれてありがとうございました!

TZ(てぃじー)

 

 

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    • miyoko
    • 2017年 4月4日

    今回のasの解説は目からウロコでした。そういう役割をしていたのですね。ありがとうございました。

    • 名無し
    • 2017年 4月10日

    本当にこれだけなんですか?笑 理解しやすすぎて笑いました。ありがとうございます。

    • ズミ
    • 2017年 4月13日

    余にも素晴らし過ぎて感動しました。今まで色んな英語のサイトを見てきましたが、初めて思わず投稿してしまいました。
    ありがとうございます。

    • 匿名処理班
    • 2017年 4月14日

    ネイティブがasをどう見ているのか知りたく辿り着いたのがここでしたが
    思ってもみない内容でとても参考になりました。

    • yusa
    • 2017年 4月29日

    私は英語が全く話せないままにいきなり英語圏で生活することになり、毎日必死に勉強しているつもりですが、毎日ネイティブスピーカーと接する中で私が日本で覚えてきた感覚とはなにか違う?と思うことが多々あり困惑しておりました。ですがこちらの記事を読んでからなんだかとても腑に落ちるようになりました。ありがとうございます。他の記事も読ませていただきます!

    • けんじ
    • 2017年 5月31日

    んー、ほんとにこれでいいの? って言うくらい不安になるほどの分かり易さ! イメージをこれほどわかりやすく言葉にしてくれているので、胸のもやもやがスッキリ晴れ渡る感じです! こんなに簡単なことなのか!んーけしからん!もっとやれ~!

    • 匿名
    • 2017年 7月24日

    いろいろなサイトで勉強してますけどこちらは素晴らしいです。
    特にこのasに関しては本当に素晴らしすぎますね。

    • 匿名
    • 2017年 8月9日

    わかりやすいイメージありがとうございます!
    質問なのですが、young as he is(彼は若いけれども)のような場合は、どのようにイメージすればよいのでしょうか??

    • Manabu
    • 2017年 11月11日

    asはほんとうに意味が多くて、勉強しても、すぐ忘れてします有様でした。

    しかし、asが「↑これ」には目から鱗が落ちました。この感覚で行きたいです。

    • 2018年 3月9日

    そういうことだったんですか!!びっくり!

    おかげで1つ賢くなれました^_^ありがとうございます!

    • しろぽん
    • 2018年 3月27日

    素晴らしすぎる解説です!
    スラッシュリーリングで英文を読む練習をしていて、asが出て来るたびにどう訳していいかすぐにはわからないので、残念に返り読みをしたりしてました。
    比較原級といわれる構文がでてくる時も、最初のasをどんなイメージで読んだらいいかいまいちつかめなかったのですけど、すごくすっきりした気分です。

    • 2018年 5月23日

    前からモヤモヤしてた中の、コレ!っていうズバッとしてて尚且つ一気にモヤモヤが吹き飛ばされる説明、最高です!ありがとうございます

    • まあいく
    • 2018年 11月29日

    asで苦しんで55年。本日やっと、理解できました。しかし、as good as it getsは、映画の題名ですが、邦題は、恋愛小説家と全くの意訳ですが、本来の和訳は、どうなるのでしょうか?as good は、良いとか、悪いとか、言う観点では、良い、のですよね。どのくらい良いと言うと、 as it gets は、それが、(何がか良く解らない)得られる程度に、となるのかなあ? 教えて下さい。

    • cpqs
    • 2019年 7月1日

    感動しました! 悩みが一つ消えた気持ちです。

    • さまよう中年
    • 2020年 3月9日

    あまりにも分かりやすくて、思わず書き込んでしまいました。こんなに分かりやすい説明は、他ではありません!これはイメージしやすいです。

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管理人:TZ(てぃじー)

プロフィール
職業:英語講師
昔は英語が苦手でしたが、英語がペラペラになる夢が忘れられず、豪に留学。そこでネイティブの感覚を知り、英語が得意に。今はそのネイティブの感覚を様々な場で教えています。 詳しくはこちらを読んでみて下さい TZ(てぃじー)物語