onを『~の上に』と習った悲劇のストーリー

この記事は4分で読めます

onの意味を『~の上に』と習ったことはありませんか?

 
僕も学校で、onの意味は、『~の上に』って習いました。

先生が言うんだから、何の疑いなく、そう覚えました。

 
しばらくして、
on the wall (壁に) という表現が出てきました。
 
「先生!onが付いてるから「壁の”上に”」じゃないの?」
って質問したら、

「これは、こういう表現だから覚えなさい。」って言われました。

   
他にも、いっぱい覚えるように言われました。

曜日の時はon、depend on~(~に頼る)、on the cieling(天井に)等など

onの『~の上に』って意味は、何処にいったのやら、、、。

 
先生:「これも全部表現だから覚えなさい!今度小テストに出すよ!」と、、、。

 

暗記が苦手だった僕は、覚えるのが大嫌いでした。
本当に苦痛で仕方なかったです。

なんだ、、、
英語っていうのは、こんなに苦痛を感じて、
暗記して、いっぱい勉強しないと話せるようになれないのか、、、

将来、英語なんて話せなくていいや。
どうせ僕には無理だな、、、と

本気でそう思いました。
高校生の時でした。

 

それから数年後、
思いもよらないブレイクスルーが起こります。

僕はアイルランドの語学学校で、
ネイティブの先生に、onの意味を教わったのですが、

その教え方が衝撃的でした。

 

アイルランド人のその先生は、

 

ペンをノートに、

”ピタッ!”とくっ付いて、

「on!」と言いました。

 

そして、次にそのペンを

机に”ピタッ!”とくっ付いて、

「on the desk!」

 

今度は、
壁にペンを”ピタッ!”とくっ付いて、

「on the wall!」と言いました。

 

  
衝撃的でした。。。

 

分かりますか?

 

そうです、この

【ピタッ!とくっ付いている】

 というのがonの感覚なのです。

 

そもそもonって、
日本語で訳すことなんて出来ないんですね。

「いただきます」や「がんばれ」という言葉が、英語に無いように、
onに対応する日本語は、ありません。

他にもat,to,of,などの前置詞は、
全て日本語には無いのです。

 

日本語に無いものを、無理やり日本語にして教える。

これが今の日本の英語教育です。

on

 

Your pen is on the desk.
君のペンは机の上にあるよ。

画像①のように
机にペンが”ピタッ!とくっ付いている”
という感覚だから

on the desk(机の上に)なのです。

 

 

別に上にある必要は無いのです。

The light on the ceiling looks nice.
天井のライトが素敵だね。

画像の②のように
ライトが天井(ceiling)に対して”ピタッ!とくっ付いている”イメージなので

on the ceiling(天井に) なのです。

 

別に上じゃなくて、画像③のように下にくっ付いていてもonです。

I saw a calender on the wall.
壁にかかったカレンダーを見た。

壁(wall)に対して、
”ピタッ!とくっ付いている”イメージなので

on the wall(壁に) なのです。

 

地球には重力があるので
上向きに”ピタッ!とくっ付いている”ことが多いので
onの意味を「~の上に」と教えるのかもしれません。

しかし!

ピタッと、くっ付いてさえいれば、
画像の①~③のように

その向きが上でも、横でも下でもonな訳です。

 

このonの感覚に気づいた時は、
onが分かったというよりも、

「あ~!英語ってそうやって勉強するんだ!」
「これだったら、自分も英語が出来るようになるかも!」

 ってすごく思ったのを今でも覚えています。

  
ようは、一般の参考書では語られない
「英語にはネイティブの感覚が存在する。」
ということ(視点)に気づいたんですね。

視点が変れば、新しい気づきや、
今まで難しいと思っていたことが、
実はそうでもなかったと思うことが、よくあります。

 

感覚的に「ここはonかな?」と思ったら、
それで正解だったり、

慣用表現なんかも
「ここはatでも、ofでもなく、onじゃないと絶対におかしいだろ」
って思うようになります。

例えば

The shop is on the Shijo street.
(その店は、四条通りにあるよ。)

「店が通りにある」ってことは、
店が、通りに”ピタッとくるいている”
だからon the Shijo streetか!
絶対にここはonだな。

という具合です。
 
暗記なんていらないんですよ。

 

よく、電車の中で、英語を一生懸命に丸暗記してる学生なんかを見ると、
とても、もどかしい気持ちになります。

「あぁ、英語ってそうじゃないんだよ」って

 だからこうやってこんな記事を投稿している訳ですが。

 

英語が出来るようになりたかったけど、
難しいと思って諦めてしまった人。

もし一般的な参考書で、
ごく普通の先生から教わっていたのなら、

それは昔の僕のように、
英語に対する考え方(視点)が、
少しだけ違っていただけの可能性大です。

 

今日はonについて話しましたが、
at,of,toなど前置詞、さらに全ての英文法で
ネイティブの感覚が存在します。

また少しずつその感覚を書いていきたいと思っています。

最後までご覧下さり、ありがとうございました。

 

PS.
前置詞の感覚一覧
atの感覚
ofの感覚
toとforの感覚
onの感覚
前置詞についてさらに深く理解したい場合は、
こちらの記事がおすすめです。

 

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    • ロン
    • 2015年 1月20日

    感覚って大事ですね!
    とても勉強になりました!

    • 英語苦手
    • 2016年 2月9日

    英語が苦手でしが、本当に分かりやすい!楽しくなる!
    もっと知りたくなる!
    ビックリしてます。本とか出してほしいです。

    • Rintaro
    • 2016年 7月22日

    中学3年生ですが、いろいろな前置詞との使い分けが単純かつ明確に学べて物凄く楽しい!
    また、分かった時やモヤモヤが無くなってすごく感謝しています。

    • 匿名
    • 2016年 8月2日

    わかりやすかったです。

    でも、なぜ曜日がonなのでしょうか?

      • 匿名
      • 2017年 12月30日

      カレンダーで考えると分かるかも

    • 匿名
    • 2016年 8月6日

    分かりやすくて凄く為になりました!!

    • 匿名
    • 2016年 10月6日

    勉強になりました。
    中学生の頃から英語が分からなくて、高校になった今、ふと思って見たこのサイトのお陰で「俺、英語できるじゃん!」と思いました。
    これからもあげてください。
    わたしは、沢山の人々に見られる価値のあるものだと思いますよ。

    • 匿名
    • 2017年 2月12日

    すごく為になります🙏こんどオーストラリアにしばらく住むのでいま急いで勉強してます
    オンライン講座受けたいと思ってるのですが本当に無料なんですか?

    • ありがとうございます!
      オンライン講座は、完全無料で受けて頂けますので、
      ご安心ください^^

    • なちこ
    • 2018年 1月10日

    とても分かりやすいです!
    中学生の息子に説明するのに助かります。
    どうしても日本語で説明できないものがこの『感覚』でいく英語っていうのが納得!

    • 匿名
    • 2018年 4月28日

    記事全部読ませていただきました!とても分かりやすいです!
    質問なんですが、I talked with the woman on the phone last night.
    という例文があって、on the phoneのところってwithやbyで置き換えられますか?
    道具だから「共に」という感じもするし、「そば」でも分かるような気がします。
    よろしくお願いします。

      • 匿名
      • 2018年 4月28日

      追記失礼します。
      まだ中学2年生の最初の方なので、出来れば難しい単語を使わないで下さるとありがたいです。

    • 蒼昊
    • 2021年 8月4日

    いつも前置詞についての記事を拝見させていただいているのですが、本当に納得のいく解説で大変助かっています!
    withとonの記事を拝見させていただいた上での質問なのですが、on condition that「〜という条件で」という表現はどうしてonなのでしょうか。条件がピッタリとくっついているという感覚が分かりません。withで手を繋いでいると言われた方が納得がいきます。記事の投稿から時間がかなりたっていますしのでもしまだ質問を見ていらっしゃってお時間がありましたら、回答をいただけると嬉しいです。

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管理人:TZ(てぃじー)

プロフィール
職業:英語講師
昔は英語が苦手でしたが、英語がペラペラになる夢が忘れられず、豪に留学。そこでネイティブの感覚を知り、英語が得意に。今はそのネイティブの感覚を様々な場で教えています。 詳しくはこちらを読んでみて下さい TZ(てぃじー)物語