分詞構文の正体とは?【後編】ネイティブ視点で分かりやすく解説

この記事は4分で読めます

前回は、「分詞構文って一体何なの?」
「日本語にすると、どんな感じなの?」
っていう話をしましたが、

今回は、ネイティブがどのように分詞構文を捉えているか、
その感覚をより深く、体感してもらいたいと思います!

前回の記事を読んでない方は、
こちらを先に読んでみてくださいね!

 

まず、予備知識として、
いつも言っていますが、
英語は、「補う言語」ですよね?(参考: 【知らないと損する!?】英語で一番大切な感覚とは
図(補う感覚)2

何か、メインを言って、
「あっ、足りない!」と思って、
ポンっと情報を補足する感覚です。
(非常に大事な感覚なので、忘れている人はこちらを先に読んでくださいね!)

実は、分詞構文も、もれなくこの感覚を伴っています!

↓この文を「メイン」と〔補足情報〕に分けると、どこになるでしょうか?(seeing me が分詞構文)

She ran away seeing me.
(私を見て彼女は逃げて行った)

 

考えましたか?

 

正解は、これです。

『メイン』=She ran away
(補足情報)=seeing me

感覚的には、
She ran away (彼女は逃げて行ったよ。)

と「メイン」言って、

seeing me.(僕を見るなりね)

と、(補足情報)である分詞構文を、ポンと足している感覚です。

 

なので、ネイティブたちは、気軽に、
「あっ、ちょっと情報を足そう!」
って感じで気軽に、ポンと「seeing me.」って言っているだけなんです。

ポイントは、「気軽にポンッと足す」という所です。

日本人にとって、分詞構文って、
なんだかすごく難しいそうな名前が付けられているせいで、
「難しそう」っていう先入観を植え付けられてしまいますが、

ネイティブスピーカーは、分詞構文とか、
そんなに難しいことは一切考えずに、
「あっ、ちょっと情報を足そう!」
って感じで気軽に、ポンと情報を足しているだけなんです!

ちなみに「~ing」の形をしているのは、

『メイン』の文とただ同時進行で(補足情報)の出来事が起こっているので、
~ing形を使っているだけなんです。

↓メイン
She ran away (彼女は逃げて行ったよ。)

↓ポンっと補足情報
seeing me.(僕を見ると同時に(ing)ね!)

という感覚です。

伝わっているでしょうか?

 

ここまでが、基本です。

ここから、ではなぜネイティブたちは
気軽に、簡単に、分詞構文を扱えるのか考えいきたいと思います!

 

さっきのこの文、
She ran away seeing me.

以前にやった、この語順表に当てはめたらどうなるでしょうか?

(語順表についてまだ読んでない方は、こちらを先に見て下さい→5文型が分からないのは当たり前
語順表

 

She ran away seeing me
この文、「だれ何を/に(目的語)」が無いので、
『だれが』⇒『どうする』⇒「どのように」⇒「どこ」⇒「いつ」⇒「なぜ」
の語順に当てはまります。

当てはめて見ましょう!

すると、

『だれが』She 彼女は
  ↓
『どうする』ran away 逃げて行った
  ↓
「いつ」seeing me 私を見たとき

となります。
(どのように」「どこ」「なぜ」の要素は無いので無視)

 
ここで、
僕が何を言いたいのかというと、
分詞構文を含む文を、語順表に当てはめると、
分詞構文は、必ず、グレーの部分(「どのように」⇒「どこ」⇒「いつ」⇒「なぜ」)
に当てはまります!

 

ではネイティブたちは
なぜ気軽に、簡単に、分詞構文を扱えるのか、勘の良い人は分かりましたか?!

ネイティブは、無意識レベルで、
この英語の語順の感覚が体に染みついているんでしたよね?

彼らは、次に何がくるかを大体予測しながら
英語を聞いたり、読んだりしているんです。

つまり、
She ran away (彼女は逃げて行ったよ。)

の後に、何か情報を付け加えるとしたら、
「おそらく、「どのように」⇒「どこ」⇒「いつ」⇒「なぜ」の要素のどれかだろうな~」
とある程度、予測している訳です。

その予測がある前提で、
seeing me 私を見たとき
という補足情報を聞くので、
簡単に、「~したとき」というニュアンスを類推することが出来るのです。

 

ちょっと、何気にかなり高度な話になっているのですが、
伝わっていますかね?

むしろ、これが理解できるという人は、
なかなかのレベルだと思うので、頑張ってついて来て下さいね!

 

ちなみに前回、
分詞構文の訳し方は、
関正生先生という、有名な予備校の先生が、
この本の中で言っている方法が分かりやすくて良いよと紹介しました。

どんな方法かというと、

『分詞構文の位置』で訳し方を決める。
分詞構文(~ing) の位置は、3パターンあります。
①文の前にある
 ~ing, S V

②文の真ん中(SとVの真ん中)にある
   S,~ing,V

③文の後ろある
  SV, ~ing

①前にある時と、
②真ん中(SとVの真ん中)にある時は、
「~て」「~で」と訳す。
③文の後ろある時は、
「~しながら」または、「そして」と訳す。

詳しくは、前回の記事を見て下さいね。

なぜ、このように訳すと上手くいくかというと、
さっきも言ったように、分詞構文は、
「どのように」⇒「どこ」⇒「いつ」⇒「なぜ」の部分です。
この部分は移動可能でしたよね?

そして、
「どこ」⇒「いつ」⇒「なぜ」の部分は、
文頭やSとVの間に挿入されることが多いです。

なので、文頭やSとVの間に分詞構文がある場合は、
「どこ」: ~(の場所)で
「いつ」:~して(いるとき)
「なぜ」:~(なの)で

と訳せばそれぞれ、上手く読めますよね?

これをもっとシンプルにして、
「~て」「~で」と訳したのが関先生流です。

そして、「どのように」の部分が分詞構文になっている場合は、
動かず文の後ろに置かれることが多いです。

なので、
「どのように」:~しながら
と訳せばうまくいくのです。

まぁ、最後は、関先生流の訳し方テクニックが
どうして上手くいくかの説明だったので、
難しかったらサラッと読み流してもらえればと思います。

ではでは、今日はこの辺で!
ありがとうございました!

てぃじー

 

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昔は英語が苦手でしたが、英語がペラペラになる夢が忘れられず、豪に留学。そこでネイティブの感覚を知り、英語が得意に。今はそのネイティブの感覚を様々な場で教えています。 詳しくはこちらを読んでみて下さい TZ(てぃじー)物語