5文型が分からないのは当たり前

この記事は6分で読めます

語順表

英語で非常に重要な感覚は、
前回 話した『補う感覚』と、

それともう一つ、

『5文型』です。

そう、
あの S V とか、
SVO , SVC , SVOC…とか
訳の分からんやつです。(←後でちゃんと分かるように説明するので心配しないでください)

で、日本の英語教育が失敗しているのは、
この『5文型』が重要なのに、
肝心の『5文型』が非常に分かりにくいからです。

この『5文型』って本当に意味不明です
S が主語で、
V が動詞ってところまでは分かります。

しかし!
O の目的語って辺りから『??』ってなってきて、
C が補語とかもう意味不明です。

そこで終わればまだしも、
M(副詞句・節) と呼ばれるものがきたりすると
もうホントお手上げです。。。

 

僕の講座で、5文型について話す前に、
生徒さんに
「5文型が得意な人は手を挙げて下さい!」
って毎回聞くんですが、
手を挙げる方は、ほとんどいません。

多くの方が文型に関して苦手意識を持っています。

僕自身も学生の時は、この『5文型』は全く理解出来てませんでした。


しかしですね、

日本人が
この『5文型』に苦手意識を持つのは、
ある意味、当たり前なんです。

 

実は、少し裏話をすると、
この『5文型』というのは今から150年くらい前にイギリスの文法学者が、
“英語の文は、全て5つの型に当てはまる”
ということに気づいて、
『5文型』と呼ばれるものが
世界中の英語教育の現場で用いられるようになりました。

 

それで、
その結果どうなったかというと、、、

どの国も、
この『5文型』が分かりにくくて、

『文型』を使うのを止めました!^^;

 

韓国とかは最近まで『5文型』を使って英語教育を行っていたらしいのですが、
ついに韓国も使わなくなり、
現在、『5文型』を用いて英語教育を行っているのは、

世界中で日本だけです。。。

そのような世界的背景から日本国内でも、
「5文型を使うのはもう止めよう」という動きは少なからずあるのですが、
そんなこと言ってる人は圧倒的少数で、
『5文型』が日本の教育現場から無くなりそうな気配は残念ながら少しもありません。。。

ということで、
日本人の英語力を下げている、この厄介者の『5文型』ですが、

今から、この『5文型』を使わないで、
文構造を理解する方法を教えます!

文型を使うのをやめた国は、
どのように教えているかというと、

S や V, Oなどの代わりに、
言葉に置き換えました。

 ↓日本語バージョンはこんな感じです↓
語順表

ちなみに、
この日本語バージョンは僕が考案したものではありません。
関西大学に田尻悟朗さんという
素晴らしい英語の先生がいるのですが、
その田尻先生が考案されたものです。(たまにNHKとかで出演されてます)

実は、僕自身、
この先生から英語の教え方について学んでいたことが昔ありまして、
その時に「この教え方、使ってもいいよ~」って言って下さったので、
パクらせてもらってます!!

 

で、話を元に戻します!
この表(語順表と呼びます)でいうSVOは以下のようになります。
①SVO
SVO1

SVOって言われるよりも、
「誰が」⇒ 「どうする」⇒「何を」
って言われた方がイメージしやすくないですか?

ちなみに、
グレー色の
「どのように」⇒「どこ」⇒「いつ」⇒「なぜ」の部分が
『文型』で言うところの M(副詞句・節)です。

(※SVOとかMが分らなくていいですよ!
この順番で言葉が並ぶと思ってもらえればOKです。)

で、ですね、
こんな語順表、英語学習に本当に必要なのか? 
ってもしかしたら思う人もいるかもしれません。

確かに、
ネイティブはこんな語順表なんて使ってません。

彼らは生まれながらに英語を使っているので、
この語順が体に染みついています。それも無意識レベルで。

 

だからネイティブは
I like
って「何を(O)」を言わずに
likeで止められたら

「一体、何が好きなんだよ!」

って「何を(O)」の部分がすごく気になるんです。
( I「誰が」⇒ like 「どうする」⇒ ??「何を」 )

 

ネイティブは、
次にどんな語が来るか
大体予測しながら、
英語を読んだり聞いたりしているんです。

なぜそんな予測ができるのかというと、
英語は語順が決まっているからです。

 

だから逆に、
僕らはこの語順を意識することで、

英語を英語のままの語順で理解できるようになるし、
リーディングも読み返さなくても理解できるし、
意味を見失うことも少なくなるし、

話したり書いたりするのも
非常にやりやすくなるのです。

日本人でも英語が得意な方は例外なく、
この英語の順番が体に染みついています。(本人は気づいているか分かりませんが)

 

なので、繰り返しますが、
まだ英語の語順が体に染みついてない段階では、
この語順を意識しまくることが非常に大切になってきます。

 

 

すみません。
話がまた逸れました。。
話を戻して、
SVO以外の文型も見ていきましょう!


②SV

SV
「どうする(動詞)」の後には何も入らないのがポイントです。

 

③SVOO
SVOO

 

SVC
SVC

これで、4つ紹介しました。
5つ目は、SVOCなんですが、
SVOCと呼ばれるものは、

実は、SVOの変化形です。

SVOの形でOまで言ったんだけど、
それだけじゃ情報が足りないから
Oの後ろに情報を付け加えた形が、SVOCなんです。

英語は情報を補う言語でしたようね?(参考:前回の記事

↓なんでこれがSOVCになります↓
⑤SVOC
SVOC

 

因みに、繰り返しますが、
既存の知識と繋げるためにSVOCとかって言ってますが、
SVOCって分からなくてもいいですからね!
とりあえず、この順番で言葉が並ぶんだと思ってもらえればOKなんで。

↓以上の①~⑤をまとめたものが最初に見せたこの図です↓
語順表
(※SVOCはSVOに情報を加えただけなので省略してます)

 

で、大事なのはここからです!

今からこの語順表(文型)の大切な5つルールを言います。

 

◆大切な5つルール◆

1. 語順は必ず守る。

英語は語順がとても重要な言語です。
語順で意味が決まってきます。

例えば
Ken likes Rola.という文。
Ken ⇒ likes  ⇒ Rola.
誰が⇒どうする⇒誰を

これの Ken と Rola を入れ替えて
Rola likes Kenってすると
Ken君のテンション上がりまくっちゃいますよね?
 
英語は順番を変えると意味が全然変わっちゃうんです。
英語にとって、語順は命なんです

それに対して
日本語は語順はそんなに重要じゃりません。

・ケンはローラのことを好きだ。
・ローラのことをケンは好きだ。

って言っても同じです。

 

なので、日本人が英語を話そうとする時、
どうしても語順を軽視してしまう傾向があるんですが、

これを読んでいるあなたは、
語順をしっかり意識して欲しいと思います。

 

繰り返しますが、英語にとって語順は命ですから。
なので語順表のの青色と赤色の部分の語順は絶対に守ってください。

 

 

2. でもグレー色の部分は動かしてOK
先ほど、「語順は絶対に守ってください」って言いましたが、
実は、語順を守らなくてもOKな部分もあります。

それがグレーの部分です。

この部分、基本的には
「どのように」⇒「どこ」⇒「いつ」⇒「なぜ」
の順番になるんですが、動かしてもOKです。

例えば、例文のように「いつ」にあたるnowを文の先頭に持っきてもOKです。
ルール①
勿論、そのまま後ろに置いて、
We are going to have lunch now.ってやってもOKです。

 

3.グレー色の部分は、全て使わなくてもOK
さっきの例の文、
Now, we are going to have lunch.
この文には「どのように」、「どこ」、「なぜ」が出てきてません。

グレー色の部分は無い場合は無視してOKです。
全て使う必要はありません。

 

4. 「だれ何を/に」や「どこ」「いつ」などの要素の中で文を作ってもOK
文の中に文を作ることも出来ます。
例えば、以下の文を語順表に当てはめてみます。

She studies English so hard these days
because she’s going to take the TOEIC test next week.

するとこのようになります↓
ルール②

ポイントは「なぜ」の中が文になっていることです

「なぜ」=「because she’s going to take the TOEIC test next week」

because の後がまた新たに
「誰が」⇒「どうする」⇒「何を」・・・という文の形ににっているのが分かりますか?
「She」⇒「is going to take」⇒「the TOEIC test」・・・

このように「だれ何を/に」や「どこ」「いつ」などの要素の中で
文を作ることもできます。
(※因みに、グレー色の部分が文になっているものを
副詞節、文になっていないものを副詞句と一般的には呼ばれています)

念のため、
もう一つ例を出しておきます。

以下の文を語順表に当てはめて見てください。
I think she forgot calling me.

正解は、

「誰は」=I(私は)
「どうする」=think (思う)
「何を」=she forgot calling me (彼女が私に電話するのを忘れたと)

と、このように「何を」の部分が、
she forgot calling me と文になっています。
ルール③

 

 

5. 不定詞の後は「どうする」(動詞)からの順番になる
 不定詞を使ったら、
その後は「どうする」(動詞)からの順番になります。
例えば、
I went to Tokyo to see my friend.
これを語順に当てはめると、
「誰が」=I (私は)
「どうする」=went (行った)
「どこ」=to Tokyo (東京に)
「なぜ」= to see my friend (友達に会うために)

となり、「なぜ」の部分が不定詞になっています。

で、見て欲しいポイントが toです。
to の後ろは「どうする」という動詞の順番から再び始めます。
「どうする」=see (会うため)
「だれに」= my friend (友達に)

このように、不定詞が出てきたら
その後は「どうする」という動詞からの順番になります。

 

まとめ
ちょっと最後の5つのポイントはややこしかったかもしれませんが、
とりあえず、これからは英語に触れるときはこの語順を必ず意識して欲しいと思います。

基本的に、全ての英文がこの語順に当てはまります。

なので、読むときはこの順番を意識して読めば読みやすいですし、
書くときや、話すときもこの順番通りにやれば、多少の文法が間違っていても
しっかりと伝わる英語になります!

なので意識すると、
ホント英語力が上がりますよ!

長くなりましたが、
最後までご覧くださりありがとうございました。

 

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    • あゆ
    • 2015年 12月15日

    構文順語読ませていただきまきた!
    凄いわかりやすい内容でありがとうございました。
    1つだけ疑問なのですが長文英語などもほぼこーゆー感覚で当てはめていけばいいのですか?

    • あゆさん、こんにちは

      その通りです!
      長文英語なども、この感覚で当てはめると読み返しが減り、
      かなり読みやすくなりますよ!

      しかし、1つポイントがあります。

      もし、今までに和訳しながら読む癖がついていたら、
      最初のうちは当てはめて読むのが、難しく感じるかもしれません。

      そこを乗り越えれれば
      かなりのリーディング力の向上が期待できます。

      繰り返しますが
      大事なのは、慣れるまでの最初の間です。

      焦らず、楽しみながら頑張って下さい。

    • Yasu
    • 2016年 1月21日

    英語を教えていて、5文型のところでどうしても教えている本人が違和感があったのですが、少し巧妙が見えた気がします。ありがとうございました。

    • じゅんじゅん
    • 2016年 3月1日

    わかりやすい説明で 少し理解できました。
    もし、この英文法の本を出さしておられる様だったら購入したいのですが、出版されてますか?

    • なかむらー!
    • 2016年 3月30日

    今まで色々な参考書を試してみましたが
    中々頭に入らず、苦しんでおりました (;_;)悲
    ですが、今回こちらのサイトを拝見させていただいた所
    ものすごくわかりやすくて英語との距離が少し近くなったように感じました!!本当にありがとうございます!!

    • わんわん
    • 2016年 6月27日

    読解が凄く読み易くなりました!
    ただリスニングでやろうとすると、なかなか話してるのが早すぎて、追いつかないです。
    やはり慣れるしかないのでしょうか。
    何かコツがあればよろしくお願いします。

    • ぽむ
    • 2016年 7月2日

    学校で文型をやったのですが、全然理解できなくて困っていました( ; ; )
    でも、このサイトを読んでかなり理解できました!
    とってもわかりやすいです!
    ありがとうございます‼︎

    • るい
    • 2016年 7月21日

    すごく理解しやすいです。
    文法が大切なのはわかっていても、文法を説明する日本語の文法用語がわからなくて、もう挫折していました。
    クラスで先生に質問されても質問の意味がわからない…と言った事が何度もありました。
    でも、この記事はとっても分かりやすいです。
    英語が読みやすくなったし、聞きやすくなりました。

    • とりさん
    • 2016年 8月2日

    全ての英文を5文型では説明できないため、英米などは少し拡張した7文型や8文型を使っているようです。5文型は多くの矛盾点を抱えているとはいえ、どんな英文だろうと、だいたい5通りに分けられますと単純化した点では非常に優れていると言えるでしょう。

    5文型が日本人の英語力を下げているというより、日本語文法(主に語順)がラテン語圏のものと断絶し、ガラパゴス化しすぎて言語の鎖国状態となっている(韓国語も日本語とほぼ同じ状況)事が原因のようです。それに加え、5文型をまともに教えれる・理解できる人がほとんどいないというだけの事だと思います。

    それよりも今は日本語すら怪しい人が増えていますから、そちらの方が心配ですね。

    • たいやき
    • 2016年 9月13日

    習っていない範囲だったので、分からなかったのですがよく分かりました。ありがとうございます!

    • えいご
    • 2016年 11月12日

    毎日などの習慣を表す単語は、日本語バージョンの表の、どこにあてはめればよいですか?英文などでは最後にくるので、”なぜ”に習慣はあてはめて考えますか?

    • えいご
    • 2016年 11月12日

    毎日など習慣を表す単語は、日本語バージョンの表の、どこにあてはめますか?英文では習慣は最後によくきているため、”なぜ”にあてはめて考えますか?

    • えいご
    • 2016年 11月12日

    I want something to drink.これはどうあてはめればよいですか?

    • 枝豆
    • 2017年 5月30日

    5つつのルールの4つ目のことで質問なんですが、表題に誰何をやどこ、いつのなかで文を作ってもOKと書いてるのですが、その意味がよくわかりません。
    なぜだけでなくSVOのO、どこ、いつの中でも文を作れるということでよろしいのでしょうか?

    • その通りです!
      「なぜ」だけでなくSVOの「O」、「どこ」、「いつ」の中でも文を作れるということです

    • AAA
    • 2017年 10月2日

    自分は英語が苦手な為色々探していてこの記事にたどり着いて、読ませて頂いたのですが気になった点があったので宜しければ答えていただけないでしょうか?

    例えば、ゼアー イズ ア ペン オンザデスク(英語が打たないようなので片仮名で打たせて頂きます)という文章の場合に、
    ある ペンが 机の上に になるので、「どうする(ある)」と「何が(ペンが)」の順番が逆になってしまい語順が逆になってしまうのですが、何故でしょうか?
    根本的に自分の考えがどこか間違っているのでしょうか?上で述べた通り自分は英語が本当に苦手で違いが分からないので教えてくれたら幸いです。

    • >「どうする(ある)」と「何が(ペンが)」の順番が逆になってしまい語順が逆になってしまうのですが
      その考え方は、正しいですよ!

      というのも、
      There is a pen.という文は、
      実は、「A pen is there.」という文が倒置になっています。

      元の形の「A pen is there.」だと、ぴったり語順に当てはまるかと思います。
      A pen(S) is(V) there(どこ).

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